ファッションモデル・慈善団体TeamApop(チームアポピ)代表
(昭55卒)
大野 美里さん
20代から大丸・松坂屋・西武百貨店・岐阜高島屋などをはじめとした全国の有名百貨店の広告や、化粧品等のカタログ、ポスター、CM などで活躍する大野さん。50代となった今も第一線で活動しながら、ここ数年手作りのおしゃれな帽子と笑顔を届ける「TeamApop(チームアポピ)」を立ち上げるなど社会活動にも積極的です。
モデルになったきっかけは?
「短大生だった19歳のとき、ある日ちょっとだけ学校をサボって栄町を友人とフラフラしていたら、走って近づいてきた女性にいきなり後ろから腕をつかまれ、名刺を手渡されました。興味本位でそこに書かれた事務所に行くと、身長や体重、、頭の先から足の先までサイズを図られ、書類に名前を書いて、いわゆるスカウトですね。で、その日からセントラルファッション(今のCENTRAL JAPAN)に所属するモデルとなりました。おおらかな時代だったな~」
実際にどのような仕事を?
「仕事は、全国の百貨店の広告や、家電、メガネ、住宅、化粧品等のカタログ、ポスターや、CM出演など。若い頃はファッションショーも多かったです。真夏に冬服。真冬に夏服。何着も着替えてそれぞれのお洋服の特徴を瞬時に掴み、最もその服が美しくみえるようにポーズをする。どの仕事も同じものは一つもなく、毎回緊張の連続でした。今日の撮影のためにどれだけの人がどれだけの時間を費やしたのか。その集大成が一瞬の一枚の写真になるということに気付いたとき、初めてプロになった気がしました。そしてスタッフさんも演者さんも、リラックスして一つになってのものづくりをこころがけています。全身で表現する仕事ですから、自己管理は当然。なかなか大変ですが、いまだに風邪一つ引かない丈夫な身体です!」
北高時代の思い出は?
「高校時代はひたすらバレーボールに明け暮れて、辛いけど楽しくて楽しくて、泣いて笑って怒ってちょっと悪い事して(笑)。今はなき体育館と部室の匂いが懐かしい。勉強は1年ですでに挫折。そしてたどり着いた3年10組私学文系クラス。なんだかヘンテコリンなメンバーが集まっていたなって。卒業から40年経った今でも身体に染み付いている、当時の担任の林洋造先生のモットー「5分前集合!」これは仕事でも本当に役に立っていますね。今も変わらず、さらに深く付き合っていける仲間達とめぐりあえたのが宝物です」
TeamApop(チームアポピ)で代表をつとめていらっしゃいますが、どんな活動なんでしょうか?
「2008年、従姉妹の抗がん剤治療による脱毛をきっかけに、どんな状態でも女性は、可愛く綺麗でいたいという願いがあるはずだと、タオルで簡単に作れるケア帽子をつくったのがきっかけです。がんと闘う人々に、たくさんの帽子と笑顔を届けることを目的に2011年、メンバーを募り、活動を開始。試行錯誤の上1枚のフェイスタオルを切らずに作るオリジナルキャップを考案し、アポピキャップと名付けました。毎月の帽子作りのワークショップとしての『帽子コミュ』を開催し、おもに名古屋でフェアトレード マルシェ、エシカルマルシェ、環境デーなごやなどに毎年出展しています。出来上がったアポピキャップは必要とする方に無料で配布しています。そして、現在、新しい心と身体に優しいギフトとしてオーガニックの和綿でできたアポピキャップを試作中!️楽しみにしていてください」
最後に今後の抱負を
「先日、水を使わなくて良いヘッドスパであるドライヘッドスパの資格を取りました。アポピキャップだけでなく、さらに患者のみなさん、また介護をされるご家族のみなさんの、疲れが取れ、笑顔いっぱいになることを願ってのことです。将来は、そんな癒しの空間を作れたらいいなと思っています」
いつでも満面の笑みを絶やさない大野さん。TeamApopの活動も100%ボランティアですが、その願いの根底にあるのも「みんなが笑顔でいられること」。モデルという仕事を通じて得た経験や想いがそこに結実しているのだと感じました。そういえば高校時代から、ずっと私たち、笑っていたよね!
(インタビュー・構成・文責 古田菜穂子)